GmailはPOP3のメールサービスにアクセスできますが、メールの更新が数十分遅れるという欠点があります。改善策を紹介します。

GmailのPOP3は更新が遅い!

Gmailには外部のPOP3メールサーバのメールを読み込む機能があります。IMAPを使えないとか欠点はありますが、使っている人も多いはずです。

このPOP3機能の欠点の1つに、「メールが届くのが遅い」というのがあります。サーバ負荷軽減のために10分~30分程度メールが送れて届きます。この解決策を見つけたので紹介します。

解決策:メールの転送も同時に行う

普通POP3経由でメールを確認するならばメールをわざわざ転送し直す必要はありません。これをすると同じメールが2通届いてしまうことになります。

しかし、Gmailにはこれが有効です。何が起きるか説明します。

  1. Gmailに転送メールが届く
  2. 転送元サーバに応じて、POP3問い合わせが即座に行われる
  3. POPで管理されている新規メールがGmailに届く
  4. 重複メールは1つにまとめられる。ただし以下に注意!
    • どうやら始めに到着した転送メールが削除される(ポイント!)
    • POP3側のメールがサーバから削除される

よって、メール転送を設定すればリアルタイムにメールの確認が行えます。ポイントは、届いた2件のメールは転送メールが優先して削除されることです。

転送だけすれば良いじゃん、という意見

尤もです。ただ転送メールは一種の送信者偽装と判断されるので警告が出てくることが多いです。

紹介した方法なら最終的に残るメールはPOPサーバから取得されたメールなので、送信者偽装とはなりません。なので、必要なメールまで迷惑メール判定されにくいというメリットがあります。

Tips: サーバ側のメールを保持したい

この方法だと、Gmailの「POPサーバ側のメールを残す」 という設定に関係なく、サーバ側のメールが削除されます。これが嫌なときには、自分にも転送をもう一度行うと良いです。2重でサーバに残ることはありません、1通は削除されてしまいます。

リアルタイムに受信したいなら、結局2通りのやり方

紹介した方法も合わせて、リアルタイム受信したいなら以下の2通りしかありません。

  • POPアクセス+転送(紹介した方法)
  • 転送のみ

転送のみが最もシンプルです。ただ、スパム判定が多くて困るとか、「赤い鍵マーク」が出てきて嫌な場合には紹介した方法が有効です。興味のある人は試してみて下さい。