Zheino製SSDのアクセス速度
ZheinoというメーカのSSDを評価する機会があったので、速度を測定してみました。
悪質なSSDメーカの存在
SSDはHDDと違って小さなメーカでも製造が簡単という事情があり、有名メーカ以外の製品が広く出回っています。
SSDにデータを記録するフラッシュメモリチップは大きなメーカしか作れませんが、それらのメーカで作られたものの検査落ちしたB級品を組み入れるメーカがあります。 それ自体はいいのですが、B級品であること隠して販売するメーカもあるようです。Zheinoはその件で炎上しています。
ZheinoのSSDをテストする
ヤフオクで中古PCを落札した際、SSDがZheino製に入れ替えられていました。 すぐにWD製に入れ替えたのですが、速度テストをしたので結果を張ります。 どちらもM.2コネクタ接続のSATA-SSD(500GB)です。
あらかじめ総括してしまうと、2社に大きな差はなくコントローラとしては良い仕事をしていることがわかりました。
Crystal Diskmark v6でのテスト
1つめがZheino、2つめがWDの結果です。驚くべきことに、Zheinoはマルチスレッドでの読み込み性能が劣るだけで、WDと大差のない結果を出しています。
Crystal Diskmark v7でのテスト
1つめがZheino、2つめがWDの結果です。v6でのテストと同様に、マルチスレッドでの読み込み性能が伸び悩んでいますが、ほかはWDとほぼ同じ結果となっています。
Crystal Disk Infoで気になったこと
Zheino製はだいたいいつも45度、WD製は37度の温度を指していました。 高い温度で動いているだけ消耗が激しいですし、検査落ちしたチップを動かすために電圧を高めに与えているのかもしれません。信頼性という意味では、WDが良さそうです。
まとめ
ちょっと予想とは異なる結果となりましたが、自己責任で使う分にはZheinoは悪くないのかもしれません。 ただし、価格差も大したことなくなりつつあります。
- Zheino製SSDは、アクセス性能は悪くない
- 動作温度や信頼性はWDのほうが良いと思われる
- 価格対性能比を考えて、自己責任で使う分にはZheinoも良いかも